社員インタビュー 記事 書き方|録音から記事に仕上げる構成テンプレート
社員インタビューの録音を記事にできない原因は、録音を構成に変換する型がないこと。Q&A・ルポ・一人称の3パターンから目的に合うものを選び、4ステップで仕上げる手順を解説します。
社員インタビューの録音を手元に持っているのに、「記事として形にできない」。採用サイト担当者から最も多く聞かれる悩みです。
録音を記事にできない原因は、録音を構成に変換する型を持っていないことです。Q&A形式・ルポ形式・一人称形式の3パターンから目的に合うものを選び、「録音→文字起こし→構成への当てはめ→本人確認」の4ステップで仕上げれば、ライター経験がなくても採用サイトに載せられる品質の記事が作れます。
採用サイト全体の設計については、採用コンテンツマーケティング戦略で解説しています。また、インタビュー記事全般の作り方についてはインタビュー記事作成完全ガイドをご覧ください。本記事では、録音を手元に持っている段階から、記事化までの実務工程に絞って解説します。
なぜ録音があるのに記事にできないのか
録音は素材であって記事ではない
30分のインタビュー録音は、約9,000〜12,000字の文字起こしテキストになります。しかし、この9,000字をそのまま記事に載せても、誰も読み切れません。
読まれる採用サイトの社員インタビュー記事は、1,500〜2,500字程度です。つまり、素材の15〜25%だけを使う感覚で、録音から「使う発言」を選び取る工程が必要です。この工程を持たないまま書き始めると、「全部載せたい」という思いが文章を崩します。
素材を構成に変換する工程が抜けている
多くの採用担当者が止まるのは、次の工程です。
録音 → [???] → 記事
この[???]の部分が「構成への当てはめ」です。具体的には、次の3つを決めることです。
- どの構成パターン(Q&A/ルポ/一人称)を使うか
- どの発言を使い、どの発言を捨てるか
- どの順番で並べるか
この工程を持たないまま「録音を記事にしよう」とすると、録音を聞きながら原稿を起こし続けることになり、30分の録音から記事を作るのに5〜8時間かかります。
「全部載せたい」が文章を崩す
インタビューした側は、全ての発言に意味を感じています。しかし、読者が知りたいのは「この会社で働くとどうなるか」であって、「インタビューで何を話したか」ではありません。
例えば、次のような発言があったとします。
- 入社のきっかけ(10分)
- 現在の仕事内容(8分)
- やりがいを感じた瞬間(5分)
- 将来のキャリア展望(7分)
全部載せると7,000字を超えます。しかし、「事業内容が分かる会社を探している候補者」にとって必要なのは「現在の仕事内容」であり、「入社のきっかけ」は優先度が低い情報です。
読者に合わせて発言を選別する構成テンプレートがあれば、この判断が機械的にできます。
3つの構成パターンと、目的別の選び方
社員インタビュー記事の構成パターンは、Q&A形式・ルポ形式・一人称形式の3つです。それぞれ向く目的が異なります。
Q&A形式:候補者の疑問に直接答える
形式: 質問と回答を交互に並べる
向く目的: 候補者が持っている具体的な疑問に答える記事。応募検討フェーズに強い
構成テンプレート:
- 冒頭: 社員の簡単なプロフィール(所属・入社年次・役割)
- Q1: 入社を決めた理由は?
- A1: [回答]
- Q2: 現在の仕事内容を教えてください
- A2: [回答]
- Q3: やりがいを感じる瞬間は?
- A3: [回答]
- Q4: 働く環境で気に入っている点は?
- A4: [回答]
- Q5: どんな人に来てほしいですか?
- A5: [回答]
どの発言を使うか: 質問に対する直接の回答のみ。話が脱線した部分は使わない
メリット: 候補者が知りたい情報に最短でたどり着ける
デメリット: 堅い印象になりやすい。人物の個性が出にくい
ルポ形式:1日の密着や入社経緯を物語として描く
形式: 時系列で出来事を追う
向く目的: 社員の人物像や、仕事の臨場感を伝える記事。認知フェーズに強い
構成テンプレート:
- 冒頭: 具体的な場面から始める(「朝9時、オフィスに到着すると…」)
- 1日の流れ / 入社経緯の時系列
- 印象的なエピソード
- 今後の展望
どの発言を使うか: 具体的な行動・場面描写が含まれる発言。抽象的な感想は使わない
メリット: 読み物として面白い。社員の人物像が立体的に伝わる
デメリット: 書く工数が最も高い。情報を探しにくい
一人称形式:社員本人の語りをそのまま活かす
形式: 全て社員の語りで統一する(取材者の質問は見出しや地の文に溶かす)
向く目的: 社員の価値観や、会社のカルチャーを伝える記事。共感・カルチャーフィットに強い
構成テンプレート:
- 冒頭: プロフィール(所属・入社年次・役割)
- 本文: 全て一人称の語り
- 見出し1: 入社前に感じていたこと
- 見出し2: 入社してから分かったこと
- 見出し3: 今、この会社でやりたいこと
どの発言を使うか: 感情や価値観が表れている発言。事実の羅列は使わない
メリット: 社員の人柄が最も伝わる。候補者の共感を得やすい
デメリット: 文体の統一が難しい。話し言葉をそのまま書くと読みにくい
選び方チャート
どのパターンを選ぶかは、「伝えたいこと」と「読者のフェーズ」の2軸で決まります。
| 伝えたいこと | 読者のフェーズ | 最適な形式 |
|---|---|---|
| 仕事内容・働く環境 | 応募検討 | Q&A形式 |
| 1日の流れ・入社の経緯 | 認知 | ルポ形式 |
| 価値観・カルチャー | 応募検討(カルチャーフィット) | 一人称形式 |
迷ったら、Q&A形式を選んでください。最も工数が低く、候補者が求める情報に最短で到達できます。
録音を記事に仕上げる4ステップ
ステップ1:文字起こし
録音を文字起こしします。手作業で起こす必要はありません。AIの文字起こしツールを使えば、30分の録音が5分でテキストになります。
話者分離機能が必須です。話者分離とは、「誰がどの発言をしたか」を自動で識別する機能です。この機能がないと、文字起こしテキストから「この発言は社員が言ったのか、取材者が言ったのか」を判別する作業が手作業になり、工数が跳ね上がります。
話者分離機能があるツールの例:
- ChatGPT(音声ファイルをアップロードし、「誰がどの発言をしたか分けてください」と指示する)
- Google ドキュメントの音声入力(リアルタイム入力のみ。録音済みファイルには非対応)
ステップ2:素材の選別
文字起こしテキストから、記事に使う発言と捨てる発言を分けます。
使える発言:
- 候補者が知りたい情報に直接答えている発言
- 具体的な数字・エピソードが含まれる発言
- 社員の価値観や感情が表れている発言
捨てる発言:
- 話が脱線した部分
- 「えーと」「あの」などのフィラー
- 他社の固有名詞(許可なく書くと問題になる)
- 厚生労働省が定める就職差別につながる14事項に該当する内容(後述)
選別の基準は、選んだ構成パターン(Q&A/ルポ/一人称)によって変わります。Q&A形式なら「質問への直接の回答」、ルポ形式なら「具体的な行動・場面描写」、一人称形式なら「価値観が表れている発言」を優先します。
ステップ3:構成テンプレートに当てはめる
選んだ構成パターン(Q&A/ルポ/一人称)のテンプレートに、ステップ2で選んだ発言を当てはめます。
Q&A形式の例:
文字起こしテキストに次の発言があったとします。
(取材者)入社を決めた理由を教えてください。
(社員)前職では営業をしていたんですが、もっとお客様の課題に深く関われる仕事がしたいと思って転職活動を始めました。この会社を選んだのは、面接で「お客様の事業成長を支援する」というミッションに共感したからです。
これをQ&A形式に当てはめると、次のようになります。
## 入社を決めた理由は?
前職では営業をしていましたが、もっとお客様の課題に深く関われる仕事がしたいと思い、転職活動を始めました。この会社を選んだのは、面接で聞いた「お客様の事業成長を支援する」というミッションに共感したからです。
質問は見出しに、回答は本文に配置します。話し言葉の「〜んですが」を「〜ましたが」に整え、「この会社」を具体的な社名に置き換えることもできますが、社員本人の語り口を残す方が人物像が伝わります。
ステップ4:本人確認と公開前チェック
記事を社員本人に確認してもらいます。次の4点をチェックしてください。
- 事実関係の誤りがないか
- 本人が「載せないでほしい」と言ったエピソードが含まれていないか
- 未公開の事業情報・他社情報が含まれていないか
- 厚生労働省が定める就職差別につながる14事項に該当する内容がないか
特に4点目は、インタビュー中に自然に出てくる情報(家族構成・出身地・思想等)が含まれることがあります。記事に載せてはいけない情報の詳細は、次のセクションで解説します。
記事に載せてはいけない情報のチェックリスト
厚生労働省が定める就職差別につながる14事項
厚生労働省の公正採用選考の指針では、次の14項目を採用選考時に配慮すべき事項として挙げています。これらはインタビュー記事にも適用されます。
本人に責任のない事項:
- 本籍・出生地
- 家族の職業・続柄・健康・地位・学歴・収入・資産
- 住宅状況(間取り・部屋数・住宅の種類・近隣の施設等)
- 生活環境・家庭環境
本来自由であるべき事項:
- 宗教
- 支持政党
- 人生観・生活信条
- 尊敬する人物
- 思想
- 労働組合への加入状況
- 学生運動など社会運動
- 購読新聞・雑誌・愛読書
その他:
- 身元調査等の実施
- 本人の適性・能力に関係のない事項を含む応募書類の使用
令和6年度にハローワークで把握した854件のうち、「家族に関すること」が最多でした。社員インタビュー記事で最も注意すべきは、「家族構成」「家族の職業」に関する発言です。
出典: 厚生労働省 公正採用選考特設サイト「採用選考時に配慮すべき事項」
本人が「載せないで」と言ったエピソードの管理
インタビュー中に社員が話してくれたエピソードでも、「これは載せないでください」と言われることがあります。
記事化の前に、必ず本人確認の工程を入れてください。本人確認では、記事の原稿を送り、次の質問をします。
- 事実関係に誤りはありませんか?
- 載せてほしくないエピソードはありませんか?
本人が「載せないで」と言った箇所は、どれだけ良いエピソードでも削除します。本人の意思を尊重しない記事は、社内の信頼を損ないます。
AI文字起こし→記事化で生じる「言っていない言葉」の確認
AIの文字起こしツールは、発言を補完することがあります。例えば、社員が「前職は、えーと、営業でして」と言ったとき、AIが「前職は営業職でした」と書き直すことがあります。
多くの場合は問題ありませんが、次のような補完は事実と異なる可能性があります。
- 数字の聞き間違い(「5年」を「15年」と書く)
- 固有名詞の誤変換(人名・製品名・地名)
- 発言していない肩書きや役職の追加
本人確認の際に、「AIが書き起こした文字起こしテキストから記事を作っています。数字や固有名詞が正しいか、特に確認してください」と伝えることで、誤りを防げます。
文字起こし→構成案→初稿の自動化ワークフロー
文字起こしを手作業でやる時代は終わった
30分のインタビュー録音を手作業で文字起こしすると、2〜3時間かかります。AIの文字起こしツールを使えば、5分でテキストになります。
従来のワークフロー:
録音(30分)→ 手作業で文字起こし(2〜3時間)→ 構成を考える(1〜2時間)→ 執筆(2〜3時間)→ 本人確認(1日)
AIを使ったワークフロー:
録音(30分)→ AI文字起こし(5分)→ 構成を考える(1〜2時間)→ 執筆(1〜2時間)→ 本人確認(1日)
文字起こしの工数が90%削減されます。
AI文字起こし→構成案→初稿のワークフロー
ChatGPTを使って、文字起こしテキストから構成案を作る手順を解説します。
ステップ1:文字起こし
録音ファイルをChatGPTにアップロードし、次のように指示します。
この音声ファイルを文字起こししてください。話者を「取材者」と「社員」に分けてください。
ChatGPTが話者分離付きの文字起こしテキストを返します。
ステップ2:構成案の生成
文字起こしテキストをChatGPTに渡し、次のように指示します。
以下は社員インタビューの文字起こしです。Q&A形式の採用サイト記事にする構成案を作ってください。
【条件】
- 質問は5〜7個
- 候補者が知りたい情報(仕事内容・働く環境・やりがい)に焦点を当てる
- 各質問に対する回答の要点を箇条書きで示す
【文字起こしテキスト】
(ここに文字起こしテキストを貼る)
ChatGPTが次のような構成案を返します。
## 構成案
### Q1: 入社を決めた理由は?
- 前職の営業経験から、もっと顧客の課題に深く関わりたいと考えた
- 面接でミッションに共感した
### Q2: 現在の仕事内容を教えてください
- カスタマーサクセス担当
- 導入後のフォローと活用支援
(以下略)
ステップ3:初稿の生成
構成案をもとに、ChatGPTに初稿を書かせます。
上記の構成案に基づいて、記事の初稿を書いてください。
【条件】
- 各質問に対する回答は、文字起こしテキストの発言をそのまま活かす
- 話し言葉を整える(「〜なんです」→「〜です」)
- 1,500〜2,000字
ChatGPTが初稿を返します。この初稿を人間が読み返し、次の点を修正します。
- 事実関係の誤りがないか
- 社員の語り口が伝わるか
- 候補者が知りたい情報が含まれているか
人間がやるべき工程は省略しない
AIを使っても、次の工程は人間が行う必要があります。
- 素材の選別:どの発言を記事に使うかの判断
- 本人確認:事実関係の確認と掲載可否の確認
- トーン調整:社員の語り口を活かしつつ、読みやすい文章に整える
これらを省略すると、次のような問題が起きます。
- 候補者が求めていない情報ばかり載る記事になる
- 社員が「載せないで」と言った情報が掲載される
- AIが補完した「言っていない言葉」が載る
AIは文字起こしと構成案の生成を任せる道具として使い、最終的な判断は人間が行ってください。
音声アップロードから記事完成まで1つの画面で
インタビュー音声から記事を作る工程を1つの画面で完結させたい場合は、sonataを使うことができます。
sonataは、インタビュー音声をアップロードすると、話者分離付きの文字起こし、構成案の生成、記事の初稿までを自動で行うツールです。採用サイト向けのメディア設定を選ぶと、採用サイトのトーンに合った記事が生成されます。
生成された初稿を、チャットで指示しながら修正できます。例えば「Q&A形式に変更してください」「冒頭のプロフィール紹介を削除してください」といった指示が可能です。
記事の完成度を品質スコアで確認でき、Word形式で書き出して既存のCMSに貼り付けることができます。
7日間すべての機能を無料で試せます。
社員インタビュー記事でよくある悩みと解決策
30分のインタビューで何文字の記事になりますか?
30分の録音は約9,000〜12,000字のテキストになりますが、記事は1,500〜2,500字が読まれるボリュームです。素材の15〜25%を使う感覚で、発言を選別します。
日本語の話速は300〜400字/分程度です。30分のインタビューでは、9,000〜12,000字の発言が録音されます。しかし、この全てを記事に載せると、誰も読み切れません。
採用サイトの社員インタビュー記事で読者に読まれるボリュームは、1,500〜2,500字程度です。これは、素材の15〜25%にあたります。残りの75〜85%は、記事化の過程で捨てる発言です。
「全部載せたい」という気持ちを抑え、候補者が知りたい情報に絞って発言を選別することが、読まれる記事を作る鍵です。
顔出しNGの社員はどう掲載しますか?
シルエットイラスト、後ろ姿、手元のアップなどで対応します。顔出しなしでも、仕事内容とエピソードで個性を出せます。
顔出しNGの社員の記事でも、次の方法で視覚的な要素を補うことができます。
- シルエットイラスト:顔の輪郭だけを残し、特徴を消す
- 後ろ姿や手元のアップ:仕事をしている様子を写真で伝える
- オフィスの風景:社員が働いている環境を写す
顔が写っていなくても、記事の内容(仕事内容・エピソード・価値観)が具体的であれば、候補者は社員の人物像をイメージできます。
匿名でも伝わる構成にするには、次の点に注意してください。
- 具体的な仕事内容を書く(「営業」ではなく「新規顧客への提案営業」)
- エピソードで個性を出す(「印象に残った提案先の話」「失敗から学んだこと」)
- 価値観を明示する(「どんな価値観で仕事をしているか」)
退職した社員の記事は残してよいですか?
法的には本人同意の範囲内なら可能ですが、求職者に「この人はもういない」という印象を与えるリスクがあります。退職時に掲載継続の可否を確認するフローを持ってください。
退職した社員の記事を残すかどうかは、次の基準で判断します。
残す場合:
- 記事の内容が会社の仕事内容やカルチャーを正確に伝えている
- 退職した社員が掲載継続に同意している
- 記事の冒頭または末尾に「(20XX年X月時点の情報です)」と明記する
削除する場合:
- 退職した社員が掲載継続を望んでいない
- 記事の内容が現在の会社の状況と大きく異なる
- 候補者が「この人はもういない」と感じ、応募意欲が下がるリスクがある
退職時に掲載継続の可否を確認するフローを持つことで、退職後に連絡が取れなくなるリスクを防げます。具体的には、退職手続きのチェックリストに「採用サイトの記事掲載継続の可否」の項目を追加します。
座談会形式はどう構成しますか?
テーマを1つに絞り、各参加者の発言を「テーマへの回答」として再構成します。全員に均等に話を振る必要はなく、テーマに最も刺さるエピソードを持つ人を軸にしてください。
座談会形式(3人以上の社員が参加するインタビュー)は、発言量が多く、構成が難しくなります。次の手順で整理します。
ステップ1:テーマを1つに絞る
座談会の録音には、複数のテーマが混在しています。記事にするときは、1つのテーマに絞ります。
例:
- 「入社の決め手」
- 「仕事のやりがい」
- 「働く環境の良さ」
全てのテーマを1本の記事に詰め込むと、焦点がぼやけます。テーマごとに記事を分けるか、最も盛り上がったテーマに絞ります。
ステップ2:各参加者の発言を「テーマへの回答」として再構成する
座談会の録音は、発言が時系列で並んでいます。これを「テーマへの回答」として整理し直します。
元の発言の順序:
Aさん:入社の決め手は〜
Bさん:私も同じで〜
Cさん:私は違う視点で〜
Aさん:でも共通しているのは〜
再構成後:
## 入社の決め手は何でしたか?
Aさん:〜
Bさん:私も同じで〜
Cさん:私は違う視点で〜
3人に共通しているのは〜
時系列ではなく、テーマごとにまとめることで、読者が情報を理解しやすくなります。
ステップ3:テーマに最も刺さるエピソードを持つ人を軸にする
全員に均等に話を振る必要はありません。テーマに最も具体的なエピソードを持つ人の発言を中心に構成します。
例えば、「仕事のやりがい」というテーマで、Aさんが具体的なエピソードを話し、BさんとCさんが抽象的な感想を述べた場合、Aさんの発言を軸にします。BさんとCさんの発言は補足として使います。
座談会形式の記事の詳しい書き方については、座談会の録音をAI文字起こしで記事にする手順で解説しています。
インタビュー中に厚労省の14事項に該当する発言が出てしまった場合はどうしますか?
記事に載せなければ問題ありません。文字起こしテキストから該当箇所を削除し、本人確認の際に「この部分は公正採用選考の観点から記事に載せられないため削除しました」と伝えてください。
インタビュー中に、家族構成や宗教、思想に関する発言が自然に出てくることがあります。これらはインタビュー自体が違法になるわけではなく、記事に載せないことが重要です。
記事化の際に、次の手順でチェックします。
- 文字起こしテキストから、厚労省の14事項に該当する箇所を探す
- 該当箇所を削除する
- 本人確認の際に、「この部分は公正採用選考の観点から記事に載せられないため削除しました」と伝える
本人に理由を説明することで、「なぜこの発言が削除されたのか」が分かり、次回のインタビューで同じ発言が出るのを防げます。
社員インタビュー記事は、採用サイトの中で最も読まれるコンテンツです。録音を記事に変換する型を持つことで、ライター経験がなくても、候補者に読まれる記事を作ることができます。
質問設計がまだの方は、社員インタビューの質問リストの作り方をご覧ください。月2本ペースで継続的に記事を出す運用の型については、採用サイトコンテンツ運用で解説しています。
